さぁ土曜日。
5連勤明け(のつもりが水曜日休みましたが)のストレス解消はやはりラーメン。
久々晴れたので(ってこないだも言いましたが)普段から食べログで調べていた候補の中で、
今日はチャリンコ圏内なら行ったことないこの土地に行きたい!
と思い、「葉山」を選びました。
チャリンコでラーメン食べに行く方なら分かると思うんですが、目的のラーメン屋に向かう道筋の景観もまたラーメンの具材の一部なんですよね〜。
サイクリングを楽しんで30分で到着。
2人ほど並んでます。
席が空きましたが一人用の席で、彼女と来てたので、後ろに並んでるお一人の学生さんに譲り、その後も一人用の席が空いたので後ろのお一人さんに譲り…
なんやかんや入店に30分くらいかかり着席。
ちなみにここの扉は引き戸なんですが、わかりづらいのでみんな押したり引いたりしてました。
着席から着丼まで10分ほど。
その理由は、店主一人でやってるので一度に2人前しか茹でないのと、なによりちぢれ麺にかなりのこだわりがあるのか、食券を受け取る度にいちいち麺をこねてこねて、竹で踏んで…
という厨房の挙動を見てるので、その10分間にこだわりを感じ、全然苦ではありません。
ラーメンが到着。
まずはスープから頂きます。
正直これは不意を突かれました。食べログで調べてた時点で麺に興味を持ってたのでスープはそれほどではないと思いこんでたのですが、
これはいい…。
鶏ベースに煮干しでしょうか。それ以外にもなにかで味を出汁ているのだと思うが、清湯なのでわかりづらいです。
鶏系の清湯でうまいと言えば早稲田の「やまぐち」ですが、そことは違いつつ、別の旨さを持っています。
続いて麺。
あぁ〜、そうゆうことか。
繊細な清湯スープに絡むにはこのちぢれが間違いない。いや、このちぢれに合う為のスープを後から作ったのか…
いろいろ妄想してしまいます。
間違いないこのちぢれ麺。
ぼくの大好きな新宿ゴールデン街「凪」にも引けを劣らぬちぢれ麺。
完敗です。
そこから無心にむさぼるわけですが、ぼくのラーメン哲学的には、ラーメンはスープと麺です。チャーシューなどはあくまでオプションという考えですが、
これまたチャーシューが旨い。
草食系男子のぼくがこの肉臭さを旨いと思うほど、品がありながら野生がある。
あぁ〜
全部乗せでチャーシューとか味玉増やせば良かったぁ〜
と、後悔させられる、これはもはや恋愛に近いものがあります。
当然スープまで飲み切りましたが、この物足りなさがまた儚い。
それだけにまた来たい。
総評としては、近所に住んでる人が羨ましい。
でも、この遠恋感もまたいい。
遠恋と言っても、群馬と埼玉程度かもしれませんが、その距離感て近いだけに意外と会わないんですよね〜
ぼくを含め、飲兵衛の方には夜に持ち越さない、非常に優しいラーメンです。
一度食えばもうしばらく食べたくない二郎とは違い、もっと食べたい、そんな風に思わせてくれるラーメン屋さんでした。
今年食べたラーメンの中でBest3に食い込むラーメンでした。
ごちそうさまでした。
ピンクパンティー ハーカス