前立本尊、御開帳がエロいワードではなかった問題

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私、産まれも育ちもお江戸は板橋。姓は円殿、名はムジナ、人呼んでピンクパンティーのムジナと発します!

たーん!たららららららら~、た~らら~、た~ららららら~🎵

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「七つ長野の善光寺、八つ谷中の奥寺で、竹の柱に萱の屋根、手鍋提げてもあたしゃ厭やせぬ。
信州信濃の新蕎麦よりも、あたしゃあんたの傍が良い!あんた百まで、あたしゃ九十九まで。共に虱のたかるまで!」

と、啖呵売をしたくなるほどの参拝客でごったがえす仲見世通り…

そう!行ってまいりましたは善光寺の御開帳!

この御開帳、七年に一度だというのですからこの盛況っぷりも納得がいくというもの。
そうでなくては、長野にこんなに人がいる訳がない!というぐらいの混雑でありました。

原宿は竹下通り(平日)かというぐらいの人出…とでも申しましょうか。

通常の3倍の人出であります!通常がよくわかりませんけれど。

冒頭の啖呵売の口上は、七年に一度の御開帳から来ていたのですなぁ。

そして善光寺に敷き詰められた石畳の数が七百七十七枚。さてもめでたい数字であります。

というワケであるからして労働者階級の諸君、とりわけ団塊世代の諸君、御開帳などと気安く下ネタで使わないように!罰があたるぞ、バチが!なぁ学生。

御開帳というのは、ふだんは人の目に触れない秘仏の御本尊様…ではなくその御身代わりという形で、前立本尊様が本堂の前にそそり立ち、牛車が闊歩し、テキ屋が立ち並ぶ、二ヶ月にわたってのお祭りという、それはそれはありがたい行事なのだそうな。

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浅学なる私には、何がどうありがたいのかイマイチ理解しかねるところではありましたが、

なにぶん善光寺というのが、こんな渡世人をも快く迎えてくれるという懐の深いお寺でありますから

ワケもわからず御印文を頂戴した私のような若輩者にも、きっとご利益を授けてくれる事でありましょう。

などと調子の良い事を考えつつ参拝を終え、仲見世通りを下っていくと、おや?

こんなところに、なにやら人を小バカにしたような面構えをしたお地蔵様がいらっしゃる…

この地蔵様…なな、なんと「むじな地蔵」様と銘打たれているではないか!

あ、ありがたや…人をバカす妖怪である私の芸名を冠したお地蔵様とは。

どうりで超然としていて、サトリ・ハーカス・59のような表情をしていると思った。

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ともあれ、むじな地蔵にも出会えたこの御開帳、参列すれば必ずやご利益を受けられる、そんな気分にさせてくれる大行事でありました。

と言っても次に開催されるのは七年後なのですが…

いやはや、小学校に入学した満男が中学生になっちまうじゃねえか、なぁさくら。

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