ちょうど悪い声

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ちょうど悪い声、というものがある。

いわゆるアニメ声というような、モエおよびカンをくすぐるあの声ではなく

対極に位置するオトナなオネーサマな声でもない…

ウマイ具合に「ちょうど良い」、ではなくマズイ具合に「ちょうど悪い」声のことである。

美声について調査してきたので、今回はこの件を推し進めてみようと思う。

アニメの世界でこれに該当するのは「ワンピース」におけるナミの声。

王道アニメ声のようなキンキンの高周波でもなければ、ロビンのような大人びた声でもない、

本当にマズイ具合にある声である。

しかも、キャラにジャストフィットしている訳でもない。

とにかく腑に落ちない声なのだ…

閑話休題。

実写の世界に目を向けてみよう。

水川あさみという女優がいる。

これが、若干ひしゃげているとはいえ、顔はまぁまぁ美人の部類に入るのではないか?

という程度の、それほど気を引く女でもなかったわけだが、特筆すべきはその声…

本当に、ちょうど悪い声なので、せっかくの美貌(?)もこの声で相殺どころか

完全なるマイナスになっているのであった。

この女が、某三者対談番組に出ていた時の話。

ああ、このちょうど悪い声の女か…というテイで見ていた訳であるが、

もうとにかくイライラしてしまって、見るのをやめようかと思わせるほどの声。

人の話を、唇の皮をむしりながら聞くわ…

自分をかわいく見せようなんてまるで思っていない笑い方するわ…

あからさまに料理すらできないところを、臆面もなくさらすわ…

共演者に対して、不躾なほど本音をぶつけるわ…

芸人でいうボケの如く、つっこまれ続けるほど天然だわ…

なんなんだ?この女はぁ⁉

最高じゃねえか!!

この30分の対談で、彼女の魅力に完全にやられましたわ。

若干ひしゃげてても…いや、ひしゃげているが故にただの美人よりも美しく、

あの声があるからこそ、さらにキャラに磨きがかかる!

いやぁ、あさみちゃん…あんたはステキだ♪ステキ過ぎる‼

これからは親衛隊として生きてゆきます!

今まで魅力に気付かなくてすみません。

なお異論、反論はピンクポストまで。

ピンクパンティ、水川あさみファンクラブ会員番号647番、ムジナでした♪

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